キャリアアップ支援

INTERVIEW

タムスさくら病院川口 看護部長楢木野 桃子

キャリアアップ支援制度
千葉大学大学院看護学研究科修士課程

キャリアアップ支援制度
千葉大学大学院看護学研究科修士課程

学習内容

千葉大学大学院看護学研究科修士課程は、看護管理の基礎知識を学ぶ1年目。自分の拠点を分析し、課題解決プロジェクトを立ち上げる2年目。プロジェクトを遂行し、論文にまとめる3年目、と進行します。現在私は3年生で、1年生の時の授業では看護協会会長など、実績のある方々の貴重なお話を聞くことができました。2年生以降は月1~2回のゼミがあり、実務を優先しつつ、チームでプロジェクトを進めています。平日は勤務、土曜日が授業で、日曜日にレポート作成というスケジュールの毎日で、正直大変な部分もあります。ですが周囲や教授と現場の悩みを共有して相談できるため、精神的な支えになっていることも実感しています。

学習の成果

キャリアアップ支援制度により、施設の質が向上しました。自立排泄ができる方や退院する方が増えています。とはいえ個人の力ではなく、スタッフと一緒に頑張ったことで結果が出たのだと思います。また、根拠を持った意見や行動ができるようになったことも、大学院で学んだ成果ですね。

キャリアアップ支援

病院看護部は看護部長だけでは回していけないと思っています。自分に続く人の育成が必要ですので、師長などにも看護管理を学んでほしいですね。ほかにも認知症認定看護師など、専門知識を持った人材を育てたいので、制度を積極的に活用できればと考えています。

今後の抱負

修士課程を修了しても、プロジェクトは続けるべきだと感じました。プロジェクトの中で発見された課題に対し、PDCAサイクルを回しながら現場の環境改善を進めることで、自分の施設に「根拠ある実践」が根付くことを期待しています。

経歴
2002(平成14)年入社。看護師として篠崎駅前クリニックで勤務し、クリニック看護管理者を経て、東京さくら病院へ。緩和病棟師長、看護部長を歴任し、現在はタムスさくら病院川口にて看護部長を務める。